ニューヨーク — アーロン・ジャッジの序盤の本塁打が新たな歴史の一部となり、トレント・グリシャムとジャズ・チザムJr. も一発を放つなど、ヤンキースは木曜日の夜、ヤンキー・スタジアムで行われたダイヤモンドバックス戦に9対7で勝利し、歴史的な開幕本拠地シリーズを締めくくった。
キャリア通算999試合目に出場したアーロン・ジャッジは、初回にメリル・ケリーから3ラン本塁打を放ち、通算500本目の長打を記録した。この一発により、ジャッジはヤンキースの歴史の中で、試合数ベースで500長打に最も早く到達した選手の一人となった。
この記録をジャッジよりも早く達成したのは、ジョー・ディマジオ(853試合)とルー・ゲーリッグ(874試合)の2人だけ。なお、ジャッジはこの時点で今季5本塁打を記録しており、メジャー全体で本塁打王争いのトップに並んでいる。
ジャッジはさらに4回にタイムリーシングルを放ち、打点を追加した。OptaSTATSによると、ジャッジは今季開幕から6試合で5本以上の本塁打と15打点以上を記録したことで、ベーブ・ルース(1932年)に並び、打点が公式記録となった1920年以降で唯一の快挙を達成した選手となった。
また、トレント・グリシャムは3回に2ラン本塁打を放ち、この試合で3打点の活躍。ジャズ・チザムJr. も4回に2ランを放ち、ヤンキース打線はメリル・ケリーを3回2/3で9失点に追い込んだ。
開幕シリーズでのブリュワーズ戦スイープを含め、ヤンキースは今季ここまでで計22本の本塁打を放っており、これはメジャー史上、球団のシーズン最初の6試合としては最多記録となった。
この強力打線の援護を受けたのが、ヤンキースでの初先発(2度目の登板)となった右腕カルロス・カラスコだった。38歳のベテランは、5回1/3を投げてアリゾナ打線を5安打3失点に抑え、四球2、奪三振5で勝利投手となった。
7回には、アリゾナがヤンキースのリリーフ、ライアン・ヤーブローからヘラルド・ペルドモの満塁本塁打で追い上げを見せ、点差を一気に縮めた。
ブライアン・ホック:MLB.comヤンキース担当
引用元:mlb.com