佐々木朗希のドジャース移籍がFA市場に及ぼす影響は?

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佐々木朗希の争奪戦はついに決着し、23歳の右腕は自身のInstagramでドジャース入りを発表した。報道によると、パドレスとブルージェイズが最終候補に残っていたが、佐々木はロサンゼルスを選んだ。

佐々木は、ここ2年間でドジャースに加入した3人目の日本人スター選手となる。彼に先立ち、大谷翔平と山本由伸がチームに加わり、2024年のワールドシリーズ制覇に貢献した。

また、FA市場では佐々木に加えてブレイク・スネルも獲得。さらに、大谷は右肘手術のリハビリを終えて2025年から投手として復帰予定であり、ドジャースの先発ローテーションはMLB史上でも屈指の陣容となる可能性がある。佐々木、スネル、大谷、山本に加え、タイラー・グラスナウ、トニー・ゴンソリン、ダスティン・メイ、ボビー・ミラー、ランドン・ナックといった先発候補が揃っている。

これにより、ドジャースの今オフの補強はほぼ完了したと考えられる。スネルのほか、テオスカー・ヘルナンデスやマイケル・コンフォートといった外野手、内野手のキム・へソン、リリーフのブレイク・トレイネンをFAで獲得。さらに、ユーティリティ選手のトミー・エドマンとは契約延長に合意している。あとは、フリーエージェントとなっているクレイトン・カーショウの再契約が、スプリングトレーニング前の最後の主要な課題となるかもしれない。

一方で、パドレスにとって佐々木を逃したことは大きな痛手であり、それがライバルのドジャースへの移籍であったことで、その衝撃はさらに増した。今オフのサンディエゴの動きには不透明な部分が多く、これまで目立った補強はなく、ディラン・シーズやルイス・アラエスといった高額年俸の選手に対するトレードの打診が報じられるなど、財政面での制約があると見られている。

パドレスはFA市場の制限により、佐々木を比較的安価で獲得できるチャンスがあったが、他の先発投手ではそうはいかない。佐々木を逃した今、ジャック・フラハティ、ニック・ピベッタ、マックス・シャーザー、アンドリュー・ヒーニー、ホセ・キンタナといったFA投手にシフトする保証はない。また、内野手のキム・ハソンや左翼手のジュリクソン・プロファーも未契約のままだが、パドレスが彼らとの再契約を検討しているかは不明だ。

ドジャースとパドレスが佐々木争奪戦の2大本命と見られていたが、ブルージェイズも1月13日の報道で最終候補に含まれていたことが驚きをもたらした。しかし、最終的に佐々木はまたしてもブルージェイズが獲得に失敗した大物FA選手の一人となった。

2025年シーズンは、ウラジミール・ゲレーロJr.とボー・ビシェットが契約最終年となる重要なシーズンであり、ブルージェイズは開幕までにさらなる大きな補強を模索すると予想される。最近では、ピート・アロンソ、アレックス・ブレグマン、アンソニー・サンタンデール、フラハティといったFA選手との関連が報じられている。

引用元:mlb.com

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