ボルチモア — オリオールズは2025年シーズンに向けて、ベテラン投手チャーリー・モートンをローテーションに加えました。
金曜日、オリオールズはモートンと1年契約を結んだことを発表しました。契約金額は1500万ドルだと、MLB.comの情報筋が伝えています。
41歳のモートンは、17年のメジャーリーガーで、これまでブレーブス(2008年、‘21-24年)、パイレーツ(‘09-15年)、フィリーズ(‘16年)、アストロズ(‘17年、‘18年)、レイズ(‘19年、‘20年)でプレーしてきました。通算で383試合(382先発)の登板で、4.01のERAを記録しています。
昨シーズン、モートンはアトランタで30試合に先発し、165 1/3イニングで4.19のERAを記録しました。ブレーブスでの最近4年間の先発では、124試合で3.87のERAをマークし、特に2021年は33先発で3.34のERAを記録するなど強力なシーズンでした。これらのシーズンでは毎年163イニング以上を投げています。
モートンは2度のオールスター選出歴があり、2018年にはアストロズで、2019年にはレイズでオールスターに選ばれました。アストロズでは2017年に、ブレーブスでは2021年にワールドシリーズ優勝を果たしています。
モートンの10月での経験はこれだけではありません。ポストシーズンでは18試合(17先発)で80イニングを投げ、3.60のERAを記録しています。
モートンは今でもゲームで最も優れたカーブボールのひとつを持っています。この球種は彼の投球の42%を占め、他の投球よりも圧倒的に多く使われており、2024年には打者に対して予想打率.183、34%の空振り率を記録しました。モートンはこのカーブボールで102三振を奪い、他の投球よりも2倍以上の三振を記録しました。また、94 mph前後で投げる4シームファーストボールも持っており、まだ十分に通用しています(Statcastによる)。
オリオールズはこのオフシーズン、右腕の先発投手2人と契約しました。日本人右腕の菅野智之と1年1,300万ドルの契約を結んだのに続き、モートンとも契約しました。モートンと菅野は、ザック・エフリン、グレイソン・ロドリゲス、ディーン・クレイマーという右腕投手たちが揃うローテーションに加わる予定です。
他の先発候補としては、右腕のアルバート・スアレス、チェイス・マクダーモット(MLB Pipelineによるオリオールズのプロスペクトランキング第5位)、ブランドン・ヤング(同第18位)、左腕のケイド・ポヴィッチとトレバー・ロジャースが挙げられます。
オリオールズが先発陣への補強をこれで終了とするのかどうかはまだ不明です(2024年のローテーションエースだったコービン・バーンズがDバックスと契約したため、もはやローテーションには含まれていません)。現時点で明確なエースが不在であるものの、エフリンやロドリゲスがさらなる補強がなされない場合、事実上のエースとなる可能性があります。
モートンと菅野は、外野手のタイラー・オニールや捕手のゲイリー・サンチェスとともに、2025年にボルチモアに加入するフリーエージェント選手として注目されています。オリオールズは今オフシーズンに合計8,600万ドルを費やしました。
ジェイク・リル:MLB.comオリオールズ担当
引用元:mlb.com