フィラデルフィア発 — 先発投手ブレイク・スネルが左肩の炎症により、日曜日のフィリーズ戦(市民銀行パークでの8対7の敗戦)を前に15日間の負傷者リスト(IL)に登録された。対応する措置として、ドジャースはトリプルAオクラホマシティから右腕マット・サウアーを昇格させた。
監督デーブ・ロバーツによると、スネルは日曜日にブルペン投球を始めた際に肩に痛みを感じ、その後受けたMRI検査では炎症が確認されたものの、その他の異常は見つからなかった。32歳の左腕スネルのIL登録は、直近の登板翌日にあたる木曜日に遡って適用され、最低でも2登板は欠場する見込みだ。
「ブルペンを投げ切れなかったというのは、何か腕に問題があるという明確なサインだと思う。だからこそ、今のうちに対処する必要があると判断した」とロバーツ監督は語った。
スネルによれば、肩の痛みは3週間ほど前から感じていたという。当初は投げ続けられると考えていたが、シーズン中の疲労による痛みには慣れているものの、肩に関してはこれまであまり経験がなかったと述べている。
「ロングトスをして、キャッチボールをして、投げようとしたんだけど……無理だった」とスネルは月曜日に語った。「でも炎症だけだから。うまくいけば、2週間ほどで戻ってまた投げられるようになるはず。……
ほんとにつらいよ。乗り越えてそのまま投げ続けられると思ってたし、そのうち治ると思ってた。でも痛みがあるから、まずはちゃんと治して、またマウンドに戻るよ。」
スネルは、遠征中のチームドクター、ニール・エラトラッチ医師と面会し、今後の治療方針を確認する予定だ。少なくとも数日は投球を控えることになりそうで、ロバーツ監督は注射を打つ可能性にも言及した。
昨年11月に5年総額1億8200万ドルの契約を結んだ2度のサイ・ヤング賞受賞投手スネルは、ドジャースでの最初の2先発で防御率2.00と好スタートを切っていた。本来は火曜日のナショナルズ戦に先発予定だったが、ドジャースは投手ローテーションの再編を迫られることとなった。
シリーズ初戦ではダスティン・メイがワシントンD.C.で先発したが、山本由伸と佐々木朗希は週に一度の登板間隔を守っているため、ドジャー・スタジアムでの金曜と土曜にそれぞれ先発する予定だ。
火曜日の先発には左腕のジャスティン・ロブレスキーを昇格させる予定で、それに伴いマット・ザウアーがオプションでマイナーに戻されるとロバーツ監督は明かした。水曜日の試合はブルペンデーになる可能性がある。
ロバーツ監督がブルペンデーを選択するかどうかによっては、新人左腕ジャック・ドライヤーがロングリリーフの候補となる可能性がある。ドライヤーは日曜日の試合で今季最長となる2回1/3を投げ、プロとしては2023年以来となる「7アウト」を記録した。
また、ランドン・ナックもチームに帯同しており、水曜日の先発あるいはブルペンデーでのロングリリーフとして起用される可能性がある。ナックはワールドシリーズの優勝記念リングを受け取り、ホワイトハウス訪問にも同行したが、ロバーツ監督によれば、現時点では正式にタクシースクワッド入りはしていないという。
今季初めて、ロサンゼルスは先発投手の層の厚さを試されることになりそうだ。昨年も先発陣に故障者が相次ぎ、チームは限界までその層を活用することを余儀なくされた。
「想定していなかったよ」とロバーツ監督は語った。「ある日は先発陣の状態に満足していても、翌日には急いでやり繰りしなければならなくなる。これがメジャーリーグのシーズンという長丁場の一部なんだ。」
ソニア・チェン:MLB.comドジャース担当
引用元:mlb.com