サンフランシスコ — ジャイアンツはレッズに3連戦スイープを許さないために、水曜日の試合で今季最大の逆転劇を演じる必要があった。
6回裏を終えた時点で6対1と大きくリードされていたが、8回にウィルマー・フローレスのソロ本塁打で同点に追いつくと、10回にはマイク・ヤストレムスキーがエミリオ・パガンから右翼のマッコビー・コーブへ2ランホームランを放ち、ジャイアンツに劇的な8対6の勝利をもたらした。
この勝利により、ジャイアンツは本拠地での6試合を4勝2敗で終え、週末のヤンキー・スタジアム遠征を9勝3敗という好成績で迎えることとなった。
この日、先発ジャスティン・バーランダーは好不調の波が激しい立ち上がりを見せ、3試合目を終えてなお白星がつかない状態が続いている。バーランダーは最初の2回1/3をわずか27球で7者連続アウトに抑えたが、その直後の3回に5安打を浴びて5失点。さらに6回には味方の失策により1点を失ったが、計5回2/3を投げて9奪三振と、要所では力投を見せた。
ジャイアンツ打線にとって5点差のビハインドは大きな壁のようにも思われた。というのも、月曜・火曜と2試合連続で完封負けを喫し、水曜日も4回まで無得点が続いていたからだ。しかし4回、イ・ジョンフのタイムリー三塁打が沈黙を破り、21イニングぶりの得点が生まれた。
ジャイアンツは6回、6対1とリードを許していたが、ここで打線が一気に爆発。4点を奪って先発ニック・マルティネスをマウンドから引きずり下ろし、1点差にまで迫った。
イがシングルヒットで反撃の口火を切り、その後ワイルドピッチの間にホームイン。マルティネスは続く2人のジャイアンツ打者を三振に仕留めたが、その後、ヤストレムスキー、フローレス、パトリック・ベイリー、そしてタイラー・フィッツジェラルドが連続ヒットを放ち(フィッツジェラルドはテイラー・ロジャースから)、6対4と点差を縮めた。さらに2死後、エリー・デラクルーズの送球エラーによりもう1点が入り、6対5に。
そして8回、フローレスが初球を捉えたソロ本塁打で、試合を6対6の同点に追いついていた。
引用元:mlb.com