ロッキーズ・ヤン 奪三振時の派手なパフォーマンス!?に注目

MLB ロッキーズ ジェフリー・ヤン

スコッツデール(アリゾナ州)発 — ジェフリー・ヤンの投球フォームは滑らかに流れる。

そして、彼の奪三振後の派手なパフォーマンスもまた、一見の価値がある。

「それが僕のプレースタイルなんだ」 と、今オフにコロラド・ロッキーズと契約し、マイナー契約でスプリングキャンプに参加している左腕のヤンは語る。

「僕はエネルギッシュだし、野球を楽しみたいんだ。思いっきり楽しんでプレーするのが好きなんだよ。」

それは、彼の投球からもはっきりと伝わってくる。


三振を奪うと、ヤンは空中に跳び上がり、脚を広げ、ドレッドヘアをなびかせながら、マウンドの土台にしゃがみ込む。そして、マウンドを軽く叩き、その時の気分に応じて左手でストライクのコールを真似る。

「子どもの頃からずっとやっていることなんだ」 と、通訳のエドウィン・ペレスを通じてヤンは語る。
「相手チームを挑発するつもりはまったくない。毎回、三振を奪った後は、自分のチームの方を見て、捕手や仲間たちのリアクションを確認するんだ。」

「アウトを取るたびに祝いたいんだ。自分の仕事を果たせて嬉しいし、アウトを取れることが楽しい。それが僕にとっての野球を楽しむ方法なんだよ。」

今春、ロッキーズのスプリングキャンプに初めて参加したヤンは、その明るいキャラクターですでに存在感を放っている。しかし、彼は決してプロ野球の世界に初めて足を踏み入れたわけではない。これまでエンゼルスやマーリンズのマイナーリーグでプレーしてきた経験がある。

28歳のヤンは、2024年シーズンを日本のパシフィック・リーグの埼玉西武ライオンズで過ごした。 その後、ドミニカ共和国のウィンターリーグ(エストレージャス)で25試合に登板し、防御率1.71を記録。 その活躍が評価され、ロッキーズと契約を結ぶことになった。彼は成功の要因について、ツーシームとフォーシームに加え、チェンジアップへの信頼が深まったことが大きかったと語っている。

昨冬は21イニングで26奪三振を記録し、彼の派手なパフォーマンスを披露する機会は十分にあった。

「もちろん、アメリカの野球では、こういうセレブレーションをすると相手を怒らせることもあるよね」 とヤンは認める。
「でも、もし相手が僕からホームランを打ったら、彼らも祝うはずさ。自分のやり方で楽しむだろうし、僕もそれを見て気分を害することはない。

「だって、彼らも野球を楽しんでいるだけだからね。だから僕も、これからも自分のやり方で祝うし、マウンドで楽しみ続けるつもりさ。」

ロッキーズの捕手ジェイコブ・ストーリングスは、ヤンとマーリンズ時代にチームメイトだったこともあり、彼の野球への情熱をよく知っている。

「彼が興奮するのは周知のことだから、誰も驚かないさ」 とストーリングスは語る。
「彼は本当に野球を愛しているし、素晴らしいヤツだよ。」

ヤンは火曜日のホワイトソックス戦で1イニングを無失点に抑え、3奪三振を記録。 二塁打と四球を許したものの、ABSチャレンジシステムを活用しながら奪った三振もあった。ロッキーズはこの試合に14-3で大勝。

「三振を取った後の彼の派手なリアクション……それが彼のスタイルなんだ。」
そう語るのはロッキーズのバド・ブラック監督だ。

そして、そのスタイルはこれからも変わることはない。

ヤンは最後にこう付け加えた。
「時には心の中だけで祝おうとすることもあるけど、結局は感情が勝ってしまうんだ。」

引用元:mlb.com

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次