ジョーイ・ギャロ 意外な発表 投手に転向!?

ジョーイ・ギャロ ナショナルズ MLB

打者としてスリー・トゥルー・アウトカム(三振、四球、本塁打)を極めた先に、第四の選択肢があるとすれば、それは「投手になること」かもしれません。ジョーイ・ギャロは、まさにそう考えているようです。


ホワイトソックスから日曜日にリリースされたばかりの31歳の長距離打者であり指名打者のギャロは、今後の野球人生の次のステップとして「投手への挑戦」を選ぶと、自身のX(旧Twitter)で明かしました。

「外野での時間は楽しかった」と、走者を刺すプレーの動画にコメントを添えて投稿したギャロは、その後「はっきりさせておくけど、これからは投手をやる」と宣言しました。

ホワイトソックスのスプリングトレーニングにノンロスター招待選手として参加していたジョーイ・ギャロは、マイナー契約でキャンプに臨み、結果は20打数2安打、11三振、1四球、長打なしという成績に終わりました。

ギャロの代理人であるボラス・コーポレーションは、ファースト兼外野手、指名打者であるギャロを投手転向させる可能性について、ホワイトソックスに打診していたことが明らかになりました。

「メジャーのチームでうまくいかなかった場合には、投手としての道を模索したいと、代理人を通じて彼は伝えていました」と、ホワイトソックスのアシスタントGMであるジョシュ・バーフィールド氏はMLB.comに語りました。「ここでの練習の合間にも、彼は投球を少し試していたようです」。

「ただ、今日になってリリースを希望してきたので、我々はそれに応じました」とバーフィールド氏は付け加えました。


ホワイトソックスは現在、再建期の2年目にあり、多くの有望な投手プロスペクトを抱えています。したがって、ジョーイ・ギャロの投手転向は、現時点での球団の方針とは噛み合わなかったようです。

「我々の現状を考えると、彼にそのチャンスを与えるのは難しい」と、ホワイトソックスのアシスタントGMであるジョシュ・バーフィールド氏は語りました。「ただ、前例がないわけではないですよね。リック・アンキールのように逆の道をたどった例もあるし、2年前にここにいたタイラー・ネイクインも最近投手として契約しました」。

なお、ホワイトソックスの「スプリング・ブレイクアウト」チームの監督を務めたセルジオ・サントスは、2025年シーズンではトリプルA・シャーロットの監督を務める予定です。彼自身もかつて内野手から投手へ転向し、2011年にはホワイトソックスのクローザーを任された経歴があります。サントスは2009年にマイナー4球団で合計26試合に登板し、2010年にはメジャーで56試合、防御率2.96の好成績を残しました。

ギャロはこれまでにレンジャーズ、ヤンキース、ドジャース、ツインズ、ナショナルズで計10シーズンをプレーし、オールスターにも2度選出されています。通算成績は打率.194、出塁率.319、長打率.456、208本塁打、OPS+は106を記録しています。


ギャロの投手転向は、意外にも悪くないアイデアかもしれません。というのも、彼は2022年時点でMLB全体でもトップクラスの外野の強肩の持ち主であり、同年はアームストレングスでリーグ90パーセンタイルを記録しています。さらにその前年の2021年には95パーセンタイルに達し、平均スローイング速度は約94マイル(約151km/h)を誇りました。メジャーでの登板経験こそありませんが、多くの走者が証言する通り、彼の右腕を侮るべきではないでしょう。

ギャロは、現役続行の手段として投手転向を試みた最近の元メジャーリーガーの中で3人目になります。昨季には、ユーティリティプレイヤーとして知られるブレット・フィリップスが投手としての再起を目指し、ヤンキースとマイナー契約を結びました。また、外野手として8年のMLB経験を持つタイラー・ネイクインも最近、ガーディアンズと投手としてマイナー契約を結びました。

ネイクインは2023年にホワイトソックスで5試合に出場しており、ギャロとフィリップスもホワイトソックスのメジャーキャンプに参加した経歴があります(ギャロとフィリップスはいずれも2024年に参加)。

ホワイトソックスのウィル・ベナブル監督は、「今朝ジョーイと話をして、双方が納得の上で彼をリリースすることが最善という結論に至った」と語り、「投手として新たな章をスタートする彼の幸運を祈りたい。ホワイトソックスでの間、彼の献身と努力には感謝している」とコメントしました。

スコット・マーキン:MLB.comホワイトソックス担当
ジェイソン・フォスター:MLB.com記者
引用元:mlb.com

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