アルトゥーべ ブレグマンが残留ならレフトに移動か!? “何でもやるつもり”

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フリーエージェントの三塁手アレックス・ブレグマンとの再契約は、アストロズのクラブハウスで圧倒的な支持を受けるだろう。しかし、その場合ヒューストンの内野陣は飽和状態となり、チームは守備の配置を創意工夫する必要が出てくる。

その結果として、身長5フィート6インチ(約168cm)の二塁手ホセ・アルトゥーベを左翼にコンバートする案が浮上している。

この動きは、かつて殿堂入り二塁手のクレイグ・ビジオが、ジェフ・ケントの加入に伴い外野へ転向した例を彷彿とさせるものだ。しかし、34歳のアルトゥーベを左翼へ転向させるというのは、驚きと型破りな決断になるだろう。それでも、アルトゥーベはこの案に前向きな姿勢を示している。


「まだ話し合ってはいないけど、アレックスのためなら何でもするよ」とアルトゥーベは土曜日に語った。
「彼はリーグ屈指の選手であり、このチームにとっても最高の選手の一人だ。彼に残ってほしいし、そのために僕ができることなら何でもやるつもりだよ」

アストロズのゼネラルマネージャー、ダナ・ブラウンは土曜日、チームがブレグマン再契約に引き続き関心を持っていると明言。ヒューストンからはすでにオファーを提示している。

現在、アストロズの内野陣は以下の布陣となっている:

  • 一塁:クリスチャン・ウォーカー(12月に3年契約を締結)
  • 二塁:ホセ・アルトゥーベ
  • 遊撃:ジェレミー・ペーニャ
  • 三塁:アイザック・パレデス

パレデスは、12月のオールスター外野手カイル・タッカーをカブスへ放出したトレードで獲得した3選手のうちの一人。仮にアルトゥーベが外野へ転向すれば、パレデスが二塁を守る可能性もある。

「もしブレグマンが戻ってくるなら、彼は三塁を守ることになる」とブラウンGM。
「それから『どう適応させるか?』という調整を進めることになる。実現の可能性は低いが、こうした議論は当然しておくべきものだ」

アストロズのジョー・エスパーダ監督も、アルトゥーベを「究極のチームプレイヤー」と称賛している。

「彼の何でもやるという姿勢を尊敬するよ」とエスパーダ監督は語った。
「もしアレックスが戻ってきた場合、ラインナップがどうなるかについて話し合ってきた。彼がアストロズに戻ることを選べば、うまく調整できると確信しているよ」

アルトゥーベはこれまで外野を守った経験がない。しかし、アストロズ内部では、彼の運動能力なら左翼の守備範囲を十分にカバーできると考えられている。特にダイキン・パークの左翼線は315フィート(約96メートル)と比較的短いため、適応しやすいとの見方もある。

また、カブスとのトレードでタッカーを放出したことに加え、アストロズは指名打者ヨルダン・アルバレスの左翼守備を極力減らしたいと考えている。

「アルトゥーベは非常にアスレチックで、普通の選手にはできないことをこなせる」とエスパーダ監督。
「もし本当に外野起用の必要が出てくれば、その時に彼と話し合うことになる。彼は勝つために何でもする覚悟がある。それは我々にとって非常に重要なことだ。彼はこのチームの柱であり、組織の心臓部とも言える存在だ。それを彼自身も理解している。ただ、その時が来たら、改めて話し合うことになるだろう」

アルトゥーベも改めてこう語った。
「(ブレグマンがいることで)僕たちはより優勝に近づける。彼に残ってもらうためなら、僕は何でもするつもりだよ」

ブライアン・マクタガート:MLB.comアストロズ担当
引用元:mlb.com

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