ナショナルズは水曜日、内野手アーメッド・ロサリオとの1年契約に合意したと発表しました。この契約は200万ドルの価値があると、MLB.comのマーク・ファインサンド氏が報じています。
29歳のロサリオは、このオフシーズンにナショナルズが獲得したベテラン選手の一人であり、これには一塁手のネイサン・ローとジョシュ・ベル、そして投手のマイケル・ソロカとトレバー・ウィリアムズも含まれます。
ロサリオはメジャーでのキャリアの中で、主にショートストップとして守備に就いてきました。しかし、ナショナルズではCJエイブラムスがショート、ルイス・ガルシアJr.がセカンドに定着しているため、ロサリオがサードでレギュラーの座を狙う可能性があります。昨シーズン、23歳のホセ・テナがサードで強い印象を残しましたが、もしロサリオが起用される場合、テナにはトリプルAでさらなる成長の時間が与えられるかもしれません。一方、ナショナルズのトップ三塁手プロスペクトであるブレイディ・ハウス(チーム内ランキング3位、MLB全体ランキング84位)は、メジャーデビューを目指して準備を進めています。
また、ロサリオは、チームに欠かせない「グルーガイ」であるイルデマロ・バルガスが退団した後、ベテランのユーティリティ内野手としての役割を果たす可能性もあります。
ロサリオは2024年にレイズ、ドジャース、レッズでプレーし、103試合で打率.280、出塁率.306、長打率.380、3本塁打、32打点、13盗塁を記録しました。昨シーズン、これまでメッツ、ガーディアンズ、ドジャースで7年間プレーしてきた中で初めてサードで15試合に出場しました。守備のユーティリティとして、ロサリオは昨年、セカンドで27試合、ライトで26試合、ショートで14試合にも出場しました。
メッツ時代に高く評価されたプロスペクトだったロサリオは、ニューヨークで4シーズンを過ごした後、2021年1月にフランシスコ・リンドーアとカルロス・カラスコとのトレードでクリーブランドに送られました。ロサリオは2022年にガーディアンズでキャリア最高の年を迎え、打率.283、11本塁打、71打点、18盗塁、4.2 WAR(Baseball-Referenceによる)を記録しましたが、過去2シーズンでの総WARは245試合で0.4にとどまっています。
ロサリオはメジャーリーグでの8シーズンで、打率.273、出塁率.308、長打率.398、63本塁打、366打点、109盗塁、10.2 WARを記録しています。これまでにナショナルズ・パークでは28試合に出場しています。
ロサリオをワシントンの40人枠に加えるため、右腕のジョアン・アドンが指名解除(DFA)されました。アドン(26歳)は、2021年のシーズン最終戦でレッドソックス戦に先発し、5回1/3を投げて9奪三振を記録したのがメジャーデビューでした。2021年から2024年の間に35試合(26先発)で3勝16敗の成績を残しました。アドンのDFAに加えて、ナショナルズは今オフに右腕のカイル・フィネガンとタナー・レイニーをノンテンダーにし、左腕のロバート・ガルシアをレンジャーズにトレードしてナサニエル・ローを獲得しました。
トーマス・ハリガン:MLB.com記者
ジェシカ・カメラート:MLB.comナショナルズ担当
引用元:mlb.com