ドジャースが東京シリーズ開幕戦を勝利で飾る – 押さえておくべき7つのこと

東京シリーズ 大谷翔平 ドジャース MLB

東京 — 満員の東京ドームの観衆の前で、2025年MLBシーズンが東京シリーズ第1戦で幕を開けました。接戦となったこの試合、ドジャースの日本人スター3人(ただし出場は2人。佐々木朗希は水曜日の第2戦でMLBデビュー予定)が、カブスの日本人2選手を擁するチームを4対1で下し、白星スタートを切りました。

ドジャースの大谷翔平は2安打を放ち、山本由伸と今永昇太という先発投手2人もマウンド上で見事な投げ合いを披露しました。


試合を見逃した方のために、押さえておくべき注目の7シーンを紹介します。

1. 大谷、今年初安打で得点に絡む

      土曜日のエキシビションゲームで放った特大ホームランの再現とはなりませんでしたが、火曜日の公式戦でも、大谷は試合の中心に立ち続けました。初回の打席では安打を記録できなかったものの、5回、アンディ・パヘスが四球で出塁した直後、大谷がレフト前に今季初ヒットを放ち、チャンスを広げます。

      この回、トミー・エドマンが逆方向へのタイムリーでパヘスを返し、ドジャースが先制。さらに、大谷はカブスの二塁手ジョン・バーティの送球エラーの間にホームイン。続くウィル・スミスもタイムリーを放ち、テオスカー・ヘルナンデスが生還。ドジャースがこの回3点を奪い、3-1と試合を優位に進めました。


      大谷はその後、9回表にこの日2本目のヒット、そして今季初の長打を記録しました。

      ライアン・ブレイジャーの低めスライダーをうまくすくい上げ、打球速度108マイル(約174km/h)の痛烈な二塁打をライト線に放ちました。その後、テオスカー・ヘルナンデスのタイムリーでホームに生還し、ドジャースに貴重な追加点をもたらしました。

      2. 日本人先発投手同士による史上初の開幕戦対決

      東京ドームの観衆の前で、歴史的な初対決が実現しました。ドジャースの山本由伸とカブスの今永昇太がマウンドに立ち、MLB開幕戦で日本人投手同士が先発として投げ合うのはこれが初めてとなりました。

      まだ3月半ばということもあり、両投手ともに長いイニングは投げませんでしたが、開幕投手を任された理由を示すには十分な内容でした。

      山本は持ち前のキレのあるボールを披露し、5回を投げて1失点、4奪三振の好投。一方、今永は制球に苦しみ4四球を与えましたが、強力ドジャース打線を相手に4回無失点、2奪三振と踏ん張りを見せました。


      1. スワンソンが2025年シーズン初ヒット&初得点を記録

      ちょっとした豆知識に過ぎないかもしれませんが、メジャーリーグのシーズン初ヒットにはどこか特別な魔法があります。今季その栄誉を手にしたのは、カブスのダンズビー・スワンソンでした。

      2回表、山本由伸のカーブを捉えたスワンソンは、センター前にライナーでクリーンヒットを放ち、2025年シーズンのメジャー初ヒットを記録。その後、2人後の打者ミゲル・アマヤが、ライトセンターのギャップへタイムリーツーベースを放ち、スワンソンが今季メジャー初得点のランナーとなりました。


      1. デコイ!

      大谷翔平より人気者がいるとすれば――それは彼の愛犬、デコイかもしれません。大谷は今や恒例となった「Ohtani 1(オオタニワン)」の特注スパイクで愛犬に敬意を表しました。この日のスパイクにももちろん「Decoy」の名前が刻まれており、飼い主と共にフィールドに存在感を放ちました。

      大谷翔平は試合前、スタジアム入りの際に日本限定モデルの「Shohei x New Balance 990V6」を着用して登場しました。
      この特別なコラボスニーカーは、日本での凱旋試合にふさわしいアイテムとして注目を集め、ファンの視線を一身に集めました。シューズの細部には大谷らしいこだわりが散りばめられており、彼のファッションセンスと存在感を改めて印象付けました。

      1. ピカチュウたちがフィールドをよちよち行進!

      火曜日の試合前セレモニーでは、アメリカと日本の野球の素晴らしい歴史と絆を紹介する特別映像や、YOSHIKIによる国家独唱など、多くの見どころがありましたが――なかでもファンの心をつかんだのは、やはりユニフォームを着たピカチュウたちがフィールドをよちよち歩く光景でした。

      ずらりと並んだピカチュウたちが、愛らしくフィールドを行進する姿は、会場中を笑顔で包み、見る人の心を癒してくれました。

      そして試合後、スタンドがすっかり空になった頃――あのピカチュウたちが再び姿を現し、今度はゆっくりと帰路についている様子が見られ、思わず笑みがこぼれる、微笑ましい場面となりました。


      もしあなたが嫌な一日を過ごしたとしても、このピカチュウたちの映像を見ればきっと元気になれるはずです。

      1. 野球界のレジェンドたちが集結

      火曜日の試合では、スコアシートに名前を残した選手たちだけでなく、世界中から野球界のレジェンドやスター選手たちも駆けつけ、特別な一日となりました。

      なかでも注目を集めたのは、世界本塁打王・王貞治氏の来場。試合前にはドジャースのデーブ・ロバーツ監督とも面会を果たしました。

      ロバーツ監督はその瞬間を振り返り、「夢が叶いました。私は王さんを友人だと思っています。実際にここでお会いできて、本当に特別な時間でした。ファンの皆さんも王さんに会えて興奮していたし、多くのメジャーリーガーや元選手たちもフィールドで王さんと写真を撮っていました。王さんもそれをすごく喜んでいましたし、まさに日本野球とメジャーリーグが繋がる瞬間だったと思います。本当に特別な場面でした」と語りました。

      また、MLBアンバサダーのケン・グリフィーJr.氏とCC・サバシア氏は、アンドリュー・ジョーンズ氏、上原浩治氏らとともに写真撮影に応じ、ファンを喜ばせていました。


      野球界以外のスターたち――ビル・マーレイ氏やビリー・ジーン・キング氏、イラナ・クロス氏といった著名人たちも、愛称「ビッグエッグ」として親しまれる東京ドームに姿を現し、この歴史的な一戦を見届けました。

      7. ドジャース、日本での開幕戦を勝利で飾る

      ドジャースは、ワールドシリーズ連覇への第一歩として、カブスを4対1で下し、2025年シーズンを白星スタートで飾りました。

      試合の締めくくりは、新加入のタナー・スコット投手。ドジャースとしての初セーブを、マット・ショウを98マイル(約158キロ)の速球で三振に仕留める形で記録しました。

      デビッド・アドラー:MLB.com記者
      マイケル・クレア:MLB.comライター
      引用元:mlb.com

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